NGC1499

巨大な星雲の一部を切り取った作品です。

カリフォルニア星雲は、とても巨大で淡い星雲。「月」３つが余裕で入ります。しかし、色の変化に乏しいので、カラーで撮ってもあまり面白みがないかもしれません。今回はその中でも一番形状変化に富んでいるエリア、星雲の真ん中あたりにある「穴のある領域」を選びました。

こうして縦構図でまとめてみると、なんとなく現代アート風の絵画作品のようにも見えてきて、満足出来ました。

色の変化に乏しい星雲です。本当に赤だけです（笑）。
よって、明暗だけで絵作りしなければなりません。そういうコンセプトで作品にまとめました。
撮影はいろいろ条件が悪く、十分な露出をかけられませんでした。Haはなんと一枚しか撮っていなくて、ノイズを消すのに大変でした。どうにかまとめたという感じです。
コントラストを上げる手法としては、PhotoShopでトーンカーブを変化させるだけでなく、異なったトーンカーブによるコントラストの違うレイヤーを３枚ほど作り、重ねてあります。
モザイクで全体を仕上げ、巨大な壁面アートにしてみたら面白いだろうな。