1999/8/30 〜 9/10

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9月10日(金) 今日は、武道館で開かれている坂本龍一の「LIFE」というオペラを見に行った。(秋道さんありがとうございました)

さて、その内容だがさんざんなものだった。まさに巨大な浪費である。
20世紀を振り返り、過去の戦争や原爆などの時代を描き、次に地球・ガイアシステムの概念で共生というテーマにつなげていたが、全てどこかで見た概念であり、そこに新しい視点は何も感じられなかった。そもそもマルチメディアを駆使して描いたそのこと自体が失敗している。音楽、映像、パフォーマンス。その一つ一つはすばらしいものかもしれないが、それらがミックスされてもなんの相乗効果もなかった。ただ、イメージが散漫になるばかりで、「
坂本龍一は自己陶酔している」としか思えなかった。最後のフィナーレなどさぞや気持ちよかったでしょう。
これなら真っ暗闇で、音楽だけを聴いた方がいいと思う。頭の中でいろいろな映像も浮かぶ。言葉では表せない何かを伝える力が音楽や映像にはある。その表現、それだけで体が身震いするような力を持っていることを体験的に知っているから...。インターネットを使った意味もまさに自己満足。こちらには何も伝わってこない。それに会場も悪い。空中に吊ってあるスピーカーで画面のナレーションが読めないんだから...。100歩譲って言うなら、彼には僕には見えない何かが見えていたのでしょうね。でもそれがこちらには何も伝わってこなかったって事です。

そんなわけで、大変なオペラでした。

 

13:00
メージサイエンスさん来社
9月9日(木) 今日は一日中、絵コンテを描いた。コンテを描いていて「早く作ってみたい。」と思えたら成功だ。

新しいWindowsマシンが必要になっていたので、自作で作ることにしました。昨日の秋葉原散歩もこの為(...もある)。今度の自作マシンはPenIII500Mhzのデュアルプロセッサーマシン。ホームページで全ての部品の型番と、それを一番安く売っているお店を調べてリストアップした。こんなことができるのもインターネットのおかげ。全てわかってしまう。(ちなみにそれができるWebサイトはここです。)このマシン、いくらだと思いますか?100baseのLanカード、7200rpmの6Gハードディスク、384Mbのメモリーでなんと17万です。安いでしょ。このスペックを直販メーカーで買ったら30万はするのではないでしょうか?今回は、安くなった分グラフィックスカードを奮発して”FireGL1”を奢りました。まだ組み立てていませんが、どんなパフォーマンスを得られるか楽しみです。

19:00
DT社・前沢さん来社
9月8日(水) 午前中は「数値地図インポーターVer1forR3」のプログラミングを行う。プログラミングといっても環境を整えて再ビルドしただけ、リンクするライブラリーがちょっと変わった位。明日、動作チェックをした後、今週中にはこのホームページで公開したい。

午後は、久しぶりに秋葉原に散歩にいった。DELLのOptiplex(PenII233Mhz)が3万4千円で売りにでていた。また、カラーレーザープリンターの画質が上がっているのに驚いた。CPUはPenII600Mhzが出ている。7万〜8万程度。インテルは10月にもさらに高クロックのCPUをリリースするから来月には4万程度に値下がりするのだろう。そしたら買いかも?これだけ安いコストで高い演算能力が得られると、昔のレンダリング時間を心配していたのがうそのようだ。(秋葉原の価格情報は「秋葉原PCホットライン」がいいですよ。)

夕方から菁映社にいった。(菁映社は、僕が会社を作る前に働いていた会社です。)昔の仲間と久しぶりに飲めてうれしかった。粘土アニメーターのIsi氏とも話せて、粘土アニメとCGで何か新しいことができないか?という話がでた。これが実現できればおもしろそうだなー。

 

19:00
菁映社へ
9月7日(火) 土日を休めたし、昨日は1日筑波だったので久しぶりに会社に行く気がする。

みどりちゃんの胃のCMの形状チェックがあるが、ちょうど他の打ち合わせとあたってしまっているので、児玉氏に行ってもらった。問題はなかったようでほっとする。

最近、マッチムーブ、オブジェクトマッチ、モーションキャプチャー、3次元デジタイズなどの仕事が多い。シンセサイザーの発展がそうであったように、CGもサンプリングという実世界を取り込んで発展していくはずだ。ライブは”リアルさ”を求めているわけだから、自然な流れだと思う。もし、CGにテクスチャーがなかったらどれほどリアルさを感じされるか?ただし、ただ実世界をサンプリングすればよいということではないだろう。そこにはやはり、クリエーターの意識が必要だ。何を必要とし、何がいらないか?をはっきり区別しなればならない。

実写とのCG合成の需要はとても大きいものがある。モーションコントロールカメラや、バーチャルセットなどのレンタル費が高いので、現在はやりたくても使えない技術なのだと思う。しかも、機器の制限の為に自由な撮影はできない。まして屋外でそれをやろうとしたらまず無理である。
もし、これを単純に撮影するだけで、しかも半分くらいのコストで実現できるとしたらすばらしいのではないか?きちんと撮影からのフローを作り、コストを落とたマッチムーブサービスを提供できたらおもしろいと思う。
実は1年ほど前にそれを考えていた。しかし、マッチムーブの誤差などの解決がつかずダメだった。それがさまざまなノウハウとソフトウェア-の進化のおかげでどうにかなるという感触をつかんでいる。やるとしたら今かもしれない。

 

13:00
Hプロダクションさんにチェック用プリントアウトを届ける

13:00
インフルエンザ打ち合わせ

18:00
DT社・高山さんと打ち合わせ

9月6日(月) 昨日、日高氏が自宅にきて泊まった。夜、家のプロジェクター(100インチのハイビジョン対応型。ちょっと自慢。)で「ガメラ3」を見ました。話題の”渋谷破壊シーン”が思った程よくなかったのにがっかり。アメリカ版ゴジラは確かに町の中にゴジラがいたけど、ガメラは残念ながらいなかった....。でも、雲の上のシーンはよかったです。最後のロングでガメラの軌跡が残っているカットがこの映画のベストカットではないでしょうか?カメラがぶれたり、短いカットの積み重ねのシーンはもう見飽きた感がある。何が起きてるかよく判らないし...。最近見た映画では「アルマゲドン」がこのカメラブレカットの固まりでした。最低!

さて、筑波大には9時40分につきました。1週間前に書いたように、サッカーのモーションキャプチャー用の映像を撮るためです。まず、カメラマッチ用のマーカーをセットします。走っている様子を撮るために、全部で6台のカメラを同時に使いました。

 
測量はとても原始的。右は走るラインに平行に設置した3台のカメラ。

サッカーをやっている学生の人にモデルになってもらいました。暑いグランドで汗だくになりながら何テークも頑張ってくれた里君に感謝します。

 
手作りのキャプチャーマーカーもバッチリきまり、あとは出番を待つだけ


...そしてキック!

また、大田先生、カメラ操作をしてくれた学生の方々、ありがとうございました。CGができたらぜひお見せしたいと思います。


みなさんご苦労様でした。


10:00
筑波大学
9月3日(金) 午前中にD社さんから、「C社のプリンターのCGをパンフレットにも使いたい」という電話が入る。早速打ち合わせに向かう。コンピュータショップに並ぶのは10月頃でしょうか?

昨日も書いたモーションキャプチャー用のボディーマーカーが完成した。体のサイズが違う人でも使えるように工夫をこらしているいるようです。写真は私が試験的につけている所ですが情けない格好!? でも機能的には結構よくできてました。作った二人、ご苦労様。写真は頭の部分だけですが、実際には全身分あります。頭だけでも恥ずかしいのに、全身つけたら○×ですね。筑波大のサッカーの学生さんには申し訳ないですが、月曜日のこの日誌に期待してください。全身像を載せます。

吉田氏の頑張りのおかげで最後のカットが完成し、どうにかキッチンCMの納品が終わった。今回は時間がなかったので、まだ、やりのこしていることはあるが、このスケジュールの中で、最善を尽くしたと言える。CMの題名をばらしてしまいます。もういいでしょう。Nationalキッチン「集い」です。おばあちゃんがキッチンから鍋とフライパンをとりだすとそれがダンベルに変わったり、皿をとりだすとバーベルに変わったりするものです。テレビで見かけたら、その映像の後ろに沢山のスタッフの努力が詰まっていることを思い出してください。

15:00
DT社さんで打ち合わせ

21:00
ビジョンさんでキッチンCMの最後の納品

9月2日(木) 金曜日が、キッチンCMの締め切りなので、午前中に残りのレンダリングの準備をする。午後からはずっと打ち合わせのスケジュールが詰まっている。

来週月曜日、筑波大で行うモーションキャプチャーのための撮影を行う。そのための準備を日高、大和氏、二人のスタッフに任せてあるのだけれど、その準備が着々と整いつつある。準備しているものは、カメラのパースマッチ用のマーカーと、人間の体につけるマーカー。いろいろ工夫しているみたいで、これからライブの必需品となりそう。1日かけて東急ハンズを走り回り、夜に帰るとお針子さんになってました。


「わたしが噂の日高です。実はお針子だったんです。」(日高談)

Hプロダクションさんからまた新しいCMの仕事を受ける。今度は胃薬。野村くんと、みどりちゃんが出てくるあれです。本当に息つく暇もない。キッチンCMの制作が大詰めに入っている段階で、次のことを考えねばならない。

打ち合わせの後、社に帰り、そのまま吉田氏と徹夜となる。

13:00
Ims制作プロダクションさんと打ち合わせ

16:00
DT社さんで打ち合わせ

18:00
Hプロダクションさんで打ち合わせ

9月1日(水) 今日は、ゆっくり起きて会社には1時に行った。久しぶりに息をつけた感じ。生き返る。

さて、今日は来年度社員募集の会社説明会がありました。
3名来るはずだったが2名だけしかこなかった(どうしたのでしょうか?)。来てくれた2人はご苦労さまでした。そのうちの1人は愛知県からわざわざ来てくれました。ホームページでしか告知していなかった会社説明会だった為、誰もこないのでは?と思っていたので、来てくれて感謝しています。結局、二人とも入社希望ということになり、入社試験を行うことになりました。作品テープを見せてもらいましたが、かなり頑張っているなーという印象です。期待が持てます。

15:00
会社説明会
8月31日(火) 昨日、結局会社に帰ってから徹夜作業になった。明け方の6時までCGの修正作業に追われる。レンダリングをしかけてソファーで横になると、1台のマシンが温度異常の警告音を立てはじめた。「こっちはねむいのに!いいかげんにしろー!」とどなってみても機械は言うことを聞かない。うちわで扇いで冷ましてやると、泣き止む。結局これを15分おきにやっていたので、ほとんど寝てない。

朝の9時にフォトロンさんからMAXR3が届く。思ったよりも早く日本語版がリリースされたので驚いた。R3ははやく使ってみたいが、仕事の切りが悪く当分つかえないかもしれない。僕が開発した「数値地図インポーター」もR3対応にしなければならないのだが、まだR3の開発キットが手に入らない。こういうのってリリース前にあるべきものですよね。

午後、レンダリングの合間を縫って、打ち合わせに出かける。
ある会社のイベントのロゴデザインやら、オープニングCGなどを受注した。結構、大きな仕事になりそう。

今日の仕事の締めは、修正したCGを届けた。レンダリングがぎりぎりまでかかってはらはらしたが、どうにか間に合った。11時に届けて徹夜で編集を行い、明日の朝一の新幹線で大阪にもっていくそうである。なんとまあ、綱渡りなスケジュールだろう。

15:00
アースワンオフィスさんへ

20:30
ビジョンさんへ完成CGデータを持っていく

88月30日(月) 昨日のCGの直しを抱えながら、その前に筑波大学へモーションキャプチャー撮影の下見に行かなければならなかった。ここのところマッチムーブやらモーションキャプチャーやら、ライブな仕事が多い。ライブの方向性としてはこういう分野なので、積極的にチャレンジしていきたいと思っている。

 
右の写真の左側にいるのが大田先生です。

筑波大は大田先生という人の研究室に行きました。細かい内容はここにはかけないけれど、とても面白かった。打ち合わせが終わった後、研究室の学生が研究成果を見せてくれました。彼らは、実写の映像から3次元情報を取り出す分野の研究をしているのですが、CGの技術に対して大きな夢を感じているようで、自分の昔を思い出しました。説明してくれた学生がとてもいい目をしていた...。若い人たちがこのように真剣に取り組んでいるのを見てとてもうれしく感じました。(こう書くと、本当におじさんになったってことだなー。)

来週の月曜日に、今度は実際の撮影に行きますが、こちらも負けないように頑張るつもりです。


東京へ帰るの高速バス。「帰ったら徹夜がまっている...」

12:30
筑波大学へ