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 5week  2002/1/28 〜 1/31

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1月28日(月)

オートデスク(&ディスクリート)さんに仕事の打ち合わせに行って来ました。昨年恵比寿から晴海に移転して、そこに行くのは今回が初めて。晴海なので、大江戸線で一本。ライブから近くなりました。電車に乗っているのは15分ほどです。

オートデスクさんが入っているビルは、晴海のトリトンスクウェア−ビル。
晴海にこんなオフィス街ができるなんて、ビックリです。昔の姿からは考えられない。

 
動く歩道がついた専用の橋があります。

ご覧のようにとても立派なビル。でも聞くところによると、恵比寿のガーデンプレイスよりも安いとか...。しかし、最近の建築って、すばらしいですね。


見てください。この大きな自動ドア。天井まであるドアが開きます。

ライブでは、僕が開発した数値地図インポーターというプラグインを販売していますが、そろそろまったく違うジャンルのプラグインを作りたい所です。日々、CGを作っている中で、3dsMAXの不便な点なども、いろいろあるので、そんな痒いところに手が届く、何か、を作ってみたいですね。

 

16:00
オートデスクさんで打ち合わせ
1月29日(火)

忙しくてずっと伸ばし伸ばしにしていた、歯医者に行きました。
ライブを設立した5年前に歯医者にかかっていた時期があったのですが、忙しかったので治療途中でいかなくなってしまいました。その歯が、ちょっと前から水にしみるようになっていたんです。

歯医者に行くというのは、何歳になってもいやなものですね。
この5年間に医療機器の進歩は著しく、いろいろな機械が進化していました。より高速で回転する切削するドリル(なんて呼ぶのでしょう)? レーザー治療機なんてものまでありました。

しかし、椅子に座らせられて、でかい口を空けて、あられもない姿(笑)をさらすのは、医療行為という名目がなかったら、まったく変な状況ですね。大体、日常生活で人の口の中をまじまじと見るなんてことは、ありませんからね...。

 

 
1月30日(水)

電通テックさんで打ち合わせ。

最近次々に新しい仕事が入ってきていて、ありがたいことに、2月までのライブはスケジュールいっぱいといったところです。まったくこの不景気にありがたい話です。

 

17:00
電通テックさんで打ち合わせ
1月31日(木)

デジタルハリウッドで、パートナーズシップ発足の記念セミナーが行われました。このパートナーズシップ自体にはあまり興味がなかったのですが、一回目の講演がジブリの鈴木プロデューサーだということなので行ってきました。知らない方の為に書いておくと、”風の谷のナウシカ”で、ジブリを作られたプロデューサー。以降、ジブリ作品は、みなさんお馴染みですね。

 

セミナーが始まってから15分ほどして、鈴木プロデューサー登場。まったく、飾らない人柄で、「ごめんなさい」といって、壇上の椅子の上で、あぐらをかいて話しておられました(下の写真のように...)。

 

鈴木さんは、今となっては、スタジオジブリの名プロデューサーとして有名な方ですが、そのきっかけは、”アニメージュ”を立ち上げた編集長だったのですね。そして、「太陽の王子ホルスの大冒険」の取材で、高畑監督や、宮崎監督と初めてであったそうです。しばらくして、高畑さん、宮崎さん両氏とアニメージュ編集長を続けながらジブリ設立に至ったそうです。

この時期、2足の草鞋を履いていた訳ですが、これが面白かったそうです。「自分はジブリにいて働いているのだが、夜になるとアニメージュの編集長にはやがわりし、昼いっしょに作っていた作品(ナウシカとか...)を、批判する立場になるんですよ。」 「これによって、第三者的な立場から作品が見れたことが面白かった。」 とおっしゃっていました。

また、ジブリには、現在、立派なCGセクションがありますが、当初コンピューター導入に関しては、宮崎監督がコンピューターを毛嫌いしていたため、いろいろな苦労があったそうです。宮崎さんは、なぜかワープロなら拒否反応を示さなかった為、コンピューター(マッキントッシュ)をワープロとして、誤魔化していたそうです。”おもひでぽろぽろ”に出てくるワープロが、マックに似てるのは、その為だそうです。

デジタルハリウッドの杉山校長が、どうにか話をデジタルのコンピューターがらみの方に持っていこうとしますが、結局泥臭い、人間的な話に終始していたのが面白かった。

最高だったのが、「ジブリで働いていると、自分を見失いそうです。」と言ってやめていく社員の相談をよく受けるのだそうですが、鈴木さんは、そんな時、「そんなことどうでもいいから、目の前の仕事をしてくれっ!」って言うのだそうです。「そうするしかないんだよ君は!」 って。これ、大受けでした。僕も鈴木さんのその気持ちよくわかります。『なんだかんだ、理屈をこねても、結局は、何かを作り上げることが仕事なんだから、まず、作れよっ!。それが出来てもいないのに、悩む暇なんてないだろう!』 こういう気持ちが込められているのだと思います。ほんとそのとおり。僕も声を大にしていいたい。

いやいや、とても面白いプロデューサー論を聞かせてもらいました。

 

17:30
デジタルハリウッド・鈴木プロデューサー講演

19:00
NHK情報ネットワークさん・納品