新型コロナウィルスの一刻も早い収束を願い、ライブが制作してきた“宇宙、地球と生命の関わり”を描いた映像作品を、順次無償公開いたします。 地球生命が紡いできた「いのちのバトン」。その意味と強さを知ることにより、このウィルス感染を乗り越えていく一助になれば幸いです。 また今回の無償公開は、私たちと共に制作を行ってきた関係者の善意にも支えられています。この場を借りて感謝申し上げます。
有限会社ライブ 代表取締役 上坂浩光

・フルドーム映像とは?・
公開される作品は、プラネタリウムのフルドーム映像作品として作られたものですが、今回はフルハイビジョンに変換した平面映像として公開されます。 フルドーム映像は、プラネタリウムのドーム全体に映し出される映像で、映像世界に没入する感覚が得られます。 平面映像で観た作品がドームではどう感じられるのか?プラネタリウムが再開されましたら、是非足を運んでください。
・公開中の作品・

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公開終了した作品
「Eternal Return-いのちを継ぐもの-」
(ロング版:39分)

公開時期:
2020年5月1日(金)正午から5月15日(金)正午まで

受賞歴:
映文連アワード2011・文部科学大臣賞
一般財団法人日本視聴覚教育協会
平成26年度優秀映像教材選奨入賞作品 優秀作品賞

あらすじ:
「おじいちゃんの思い出は、いつだって星につながっていく」祖父の死をきっかけに、はるかは子どもの頃、聞いた宇宙の話を思い出す。 宇宙ではじめて生まれた星。星は輝きながら新しい原子を生み出し、それが星の死によって宇宙に広がって行った。 そして何十億年もの時間の末、太陽と地球が生まれ、いのちが誕生する舞台が作られた。はるかは、思い出を辿るうちに、その話に込められた祖父の想いに、気づき始める―
上坂浩光監督からのメッセージ:
これは科学を説明する作品ではなく、科学の知見を使って、私たちが宇宙の中でどのように生まれて来たのかを体感してもらうための作品です。 宇宙に存在する全ての物には始まりと終わりがあります。星の誕生と死、そしてそこで生まれた命にもまた、始まりと終わりがあります。 宇宙全体が繰り返すその永遠の回帰の中で、僅かな時間を生きる私たち。その意味と大切さを感じて欲しいと思います。 そして死という悲しみに対し、この作品が少しでもそれを和らげる事が出来れば、これ以上の喜びはありません。

【スタッフ】
監督・シナリオ・絵コンテ:上坂浩光
シナリオ協力:高畠規子
出演:緒方賢一/うえだ星子/彩/古口貴子
CG制作: 有限会社 ライブ
音楽プロデューサー:安念 透
音楽:山下宏明
主題歌:「幾千の星とともに」
     (作詞:上坂浩光/作曲:山下宏明/歌:松枝恭子)
監修:宇佐美徳子(高エネルギー加速器研究機構)・梅本 智文(国立天文台)
   高井 研(海洋研究 開発機構)・原口徳子(情報通信研究機構)
   森田洋平(高エネルギー加速器研究機構)
企画・制作::有限会社 ライブ
「剣の山」
(43分)

公開時期:
2020年5月15日(金)正午から5月29日(金)正午まで


あらすじ:
小さな頃、山岳救助隊員だった父親を山で亡くした主人公の剣。彼はいつしか山を避けるようになっていた。 そしてある年の夏、高校生になった剣は科学部の合宿で立山に登る。 その雄大な自然の中で、先生や友人たちに囲まれながら、山と自身の関係を見つめ直していく。
上坂浩光監督からのメッセージ:
「剣の山」、この作品は地球物理学を扱った科学映画です。 激しい隆起を続けている山々、僕たちの時間尺度では感じ得ないこれらの活動は、地殻が動くプレート運動によるものであり、 そのプレートを動かすマントル対流の原動力は、地球が誕生したときの熱にまで遡ります。 そしてそのプレート運動が生命を生み出す環境をつくったのです。 山を知ることにより、自分たちのいのちが、宇宙と繋がっていることに気づくことができる…この作品は、そんなテーマで作られました。 どうぞ立山黒部の素晴らしい自然、そして子供たちのドラマを楽しんでいただき、宇宙、地球と、いのちの繋がりに、思いを馳せていただければと思います。

【剣の山 ガイドブック】
【スタッフ】
企画:黒部市
製作:有限会社 ライブ

監督・脚本・プロデューサー:上坂浩光
音楽:山下宏明
アシスタントディレクター:畑間隆幸
監修:黒部市吉田科学館(久保貴志)
音楽プロデューサー:安念 透
撮影:三好 心
撮影助手:隅田敏之
キャスティング/メイク/衣装:大和みえ
照明:江戸巳喜男
音響:前島慶太
音響助手:廣木 翼
ドローン撮影:高橋 稜/馬渡 純
CG&ポストプロダクション:有限会社 ライブ
畑間隆幸/武 貴寛/日高 肇/執行正義/寺澤天志

山岳ガイド:中村俊啓
ポーター:杉山元康/石倉一昭/大嶋 航

機材提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
衣装提供:mont-bell
キャスト:
広瀬 剣・・・山下 凌
小島美星・・・本郷美波
松村篤司・・・小野孝弘
石野靖久・・・宮下空唯
渡邊ひろみ・・山根千尋
金子弘之・・・西尾陽葵
後藤拓也・・・佐藤優吏
大林幸子・・・井阪日向子
広瀬涼子・・・大和 薫
教頭・・・・・鮫澤祐二

協力:
一般社団法人立山黒部ジオパーク協会/朝日観光バス株式会社
春日部市市民文化会館/春日部市八丁目山中集会所
環境省松本自然環境事務所/国土地理院/立山黒部貫光株式会社
富山県立山カルデラ砂防博物館/富山森林管理署
レンタルショップTABO/生地地区のみなさん/村椿地区のみなさん
黒部市立高志野中学校のみなさん/株式会社山王プロダクション
ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー
飯田 肇/大西浩次/佐伯高男/竹内 章/上坂 彩/高本八雄
川田邦夫/宇出津和男/能島正裕/グリーンビュー立山
立山室堂山荘/剱御前小舎/ホテルアクア黒部
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」
(45分)
公開時期:
2020年5月29日(金)正午から6月19日(金)正午まで

 「全てのはやぶさ映画は

この作品から始まった・・・」

あらすじ:
2003年5月。小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」のかけらを持ち帰るために地球を出発、未踏の地を目指す挑戦の旅が始まった。 20億kmの旅の末、2005年11月「はやぶさ」は「イトカワ」への着陸を敢行。しかしトラブルがおき失敗に終わる。 数時間にわたり「イトカワ」表面に留まったおかげで、機体にもダメージを受けてしまう。しかし、このままで地球に帰るわけにはいかない・・・
上坂浩光監督からのメッセージ:
はやぶさプロジェクトが、数ある探査機の中で、なぜこうまで注目を集めたのでしょうか。 はやぶさプロジェクトの一番の特徴は、サンプルリターンという大きな目標があったことです。 おそらくそれは、宇宙の在るべき姿を見てみたいという私たちの根源的な願望と、一致するものであったと思われます。 しかしもっとも大きな理由は、そのような思いを託した探査機との間に、心のつながりが生まれたことです。 地球から遠く離れた小惑星で、ひとり活動する姿を思い描く時、私たちの心に浮かぶ感情。「うつし身」としてのはやぶさがそこにありました。 そんな所にこそ、はやぶさミッションを特別のものとする、本当の理由が隠されているのかもしれません。 この作品では、はやぶさミッションを紹介するだけでなく、そんな隠された本質を描きたいという想いで作られました。

【スタッフ】
監督・シナリオ・絵コンテ: 上坂浩光
総合プロデューサー: 飯山青海
プロデューサー: 上坂浩光、田部一志
シナリオ: 高畠規子
ナレーター: 篠田三郎
CG制作: 有限会社 ライブ
畑間隆幸/伊東 整/日高 肇/執行正義/下山田和弘/他...
音楽プロデューサー: 安念 透
作曲: 酒井義久
音楽録音: 小幡幹男
ミキシング: 前島慶太
音響効果: 山内 悟
主題歌:「宙よ」(作詞:上坂浩光/作曲:酒井義久/歌:Chie Umezawa)

制作プロダクション: 有限会社 ライブ
企画・制作:「はやぶさ」大型映像制作委員会
財団法人 大阪科学振興協会
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA
有限会社 ライブ
株式会社 リブラ
「はやぶさ最後の光」
公開時期:
2020年6月13日(土)から6月19日(金)正午まで

 「はやぶさは帰還する、

僕はその最後の姿を見届けようと思った・・・」

あらすじ:
2010年6月13日、満身創痍になりながらも地球にカプセルを届けたはやぶさ。 その最後の姿を、「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」の監督である上坂浩光が、現地オーストラリアに追ったドキュメンタリー作品です。
【スタッフ】
出演・監督・シナリオ・ナレーション:上坂浩光
プロデューサー:上坂浩光/川口雅也
撮影:大和みえ/上坂浩光
CG制作: 有限会社 ライブ 日高 肇/下山田和弘
音楽:「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」より
ミキシング: 前島慶太
画像提供:八木雅文(国立天文台)
協力:JAXA/「はやぶさ」大型映像制作委員会/株式会社 エス・シー・アライアンス
林 左絵子(国立天文台)/永山悦子(毎日新聞社)/東山正宣(朝日新聞社)
制作プロダクション: 有限会社 ライブ
企画:株式会社アストロアーツ/有限会社 ライブ
「MUSICA〜宇宙はなぜ美しい?」
(26分)
公開時期:
2020年6月19日(金)正午から7月6日(月)正午まで

「どうして私の心は震えるの・・・」

あらすじ:
「私はなぜ、自然を美しいと感じるんだろう・・・」少女の前にピアノを弾く青年が現れる。彼の名は“MUSICA”。音楽は数学という規則で作られている。 そして音楽と同じように、君の見ている美しい自然も、その裏側に規則正しい秩序を隠しているんだと説き始める。 ひまわりの種の並び、カリフラワーの花、植物が成長する時の形・・・身近な自然から宇宙まで、その裏に隠された根本原理に迫ります。
高橋真理子プロデューサーからのメッセージ:
科学の究極の目的は、「宇宙とは何か」「生命とは何か」「数とは何か」「心とは何か」の4つに集約されると言われます。 これらを、音楽という切り口でみていくことで、根源的な問いが、人々の中に自分ごととして落ちていくのではないか、というのが企画の想いでした。 ちょうど、サイエンスナビゲーターの桜井進さんに出会い、あまりに面白いお話に興奮していたころ。 そして音楽と数学・宇宙・いのちといえば、やはり佐治晴夫さん。ライブのチームが、美しい映像と音楽によって、それを表出させました。 出会うというのは、すべての新しいものの原点だと感じます。

「美しい」と感じることは、決して“不要不急”ではなく、私たちが生きていくのにほんとうに必要なもの。 そんなことを今、この時代に感じてもらえればなあと願います。

上坂浩光監督からのメッセージ:
私たちが「美しい」と感じることへの不思議。あなたは考えた事ありますか?人はその答えをずっと探し求めてきました。 それは宇宙や自分が、なぜここに存在しているのかという理由にも繋がっているからです。 その手がかりは、実は私たちの身の回りから宇宙の彼方まで、いたるところに広がっていて、私たちの理解を待っているかのようです。 この作品は、それらを映像と音楽で散文詩のように綴りました。 軽やかで、気持ちよい、しかも新しい発見もある映像体験・・・頭で理解するのではなく、それらの事象の向こう側に広がる大きな真理を、心で感じていただけたらとても嬉しく思います。

宇宙の真理“MUSICA”は、実はあなた自身の中にあるのですから。


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